文化・歴史

町の由来


由来

町名である『小友(おとも)』の由来はどこから来ているのでしょうか。いろいろな書物を読んでみると「古くは『乙友』と書かれていたり、旧家である『奥友』が訛ったことによるもの」と言われています。また、アイヌ語に起源を求めてOt(甚だ)mo(平安な)と解いている説や、アイヌ語で「岩が岬のように突き出た地形そのもの」という説など、諸説あるようです。小友町のシンボルでもある不動岩を見ると、アイヌ語の起源もうなずけます。(参考:遠野物語研究所 2004年 遠野の祭り 付・柳田国男と後藤総一郎)

歴史


由来

小友町の歴史は古く、昔は金山の町として栄えていました。現在も、町内のいたるところに金山跡があります。小友でとれた金はとても質が良く、世界文化遺産にも登録されている中尊寺(岩手県平泉町)の金色堂にも使われていたそうです。また、沿岸と内陸を結ぶ地として、宿場町として賑わっていました。町内のメインストリート(通称「小友銀座」には、いくつもの宿や、豆腐屋、酒屋、金物屋、呉服屋などたくさんの商店がありました。現在は少しさみしい小友銀座になっていますが、通りに立って目をつぶると昔のにぎわいが思い浮かべられます。

祭りと伝統芸能


しし踊り 裸踊り

8月には、町民それぞれが各集落で受け継がれてきたしし踊りや神楽、みこし等を奉納し、披露する「巖龍神社例祭 小友まつり」が行われます。2月には、300年以上前から続く「裸参り」が行われます。この裸参りは遠野市内でも例のない貴重な伝統行事となっています。