私たちの想い

自分たちの好きな場所、生きる場所を残したい


私たちは「これからどうすればよいのだろう?」という不安を抱いています。高齢の方々は「子や孫世代など、次の世代がどうなるのか」、若い世代は「自分たちの未来がどうなるのか」という不安です。

2016年に遠野市から「住民主体で小友の地域づくりの計画、実践をしてみませんか?」という提案があり、小友に移り住んできた方も一緒に、10代から70代までの様々な世代で集まり、話し合いを重ねました。

そして、実は小友にはたくさんの魅力があること。みんな小友の将来に不安を抱えている一方で、夢や希望も持っていたこと。普段は色々言うけど、みんな小友のことが好きなこと。高齢化とは言っても若い世代も多く、みんなで集まるのは楽しいこと。行政に頼ってばかりではなく、小さいことでもよいから自分たちで出来ることをやっていく大切さなどを学びました。

「小友の風景や自然を残したい」「しし踊りや神楽などの伝統芸能が好き!」「じいちゃん・ばあちゃんの生きる姿が好き」「同級生や先輩・後輩のいる地元で暮らしたい」「食べ物が美味しい」など理由は様々ですが、自分たちの好きな場所、生きる場所を残したいという思いは一緒です。

実践は、まだ始まったばかりです。町民ひとりひとりが幸せだと感じられるように、違う地域に住む町内出身の方々がいつでも帰って来られるように、小友を知った方々に訪れていただけるような場所、住んでいただけるような場所になるように、協力して私たちの生きる場所を残していきたいです。