8月当初は、猛烈な暑さで35℃を超える気温、その時は高温と水不足が心配で・・・その後台風の襲来と伴に今度は気温が一気に10月並みまで下がりました。ようやく温かみを感じるようになりホッと一息ですね。
小友に住むようになってまる5年、今年、お米を作ることに挑戦して3回目になりました・・・
最初は水田を用意することに気おくれしてしまい、陸稲に挑戦して見ましたが、失敗、次の年から水田に挑戦するも、途中から体調を崩しまたまた失敗(>_<;)!!
そして今年、色々道具を用意したり、多くの人からの援助を頂きまして、今の所中干しを終えて出穂を確認するところまで漕ぎつけ、何んとか収穫への期待を繋げつつあります。
新型コロナ禍もからめて、すこし書こうと思います。
By 観光交流班 恩田
ススキの穂が延び始めて、いかにも秋がもう来てしまうかと思わせる気候で、連日の冷たい雨と外気温でお米の花の受粉が出来るのか、とても不安でした。
小友町に移住して、最初は野菜を作ることから手がけましたが、いつか、自分でお米を作ってみたいと妄想して来ました。
昨年、コロナ旋風吹き荒れる中で、世界的に見ると、穀物類の輸出をストップさせる国が相次いでいます。どこでも、コロナの影響で様々な産業の稼働が大幅に縮小、そんな中で食料生産も大幅に制限されていることから、従来穀類の輸出国だったところが制限を始めている訳です。そのような様子を見るにつけ、食料自給率の大幅下落の日本の現状はこの先、今よりももっと厳しくなることが大いに想定出来ると思うのです。現在のコロナ禍は1年2年で終わることは無いでしょう、ある程度長期化すると思えます。そんな状況の中、今からお米の自給自足が一つの決め手になるのではないかと思えて仕方がありません、そんな訳もあって、今年のお米作りをしっかりやって行きたいと思っているところです。
実は、去年はこの段階で既に雑草にほぼ背丈を超えられ、稲は殆ど育っておりませんでした。その原因は、田起しや代掻きを全て小さな耕耘機で執り行ったことで、疲労困憊で田植え後の草取りを十分に実施出来なかったことによります。また去年も猛烈な暑さで脱水症になるなど体調を大幅に狂わせてしまったことも影響しておりました。そのため、雑草に覆われた田圃は、とてつもないトラウマを引き起こしていました。今年のこの景色を産み出せたことでトラウマを多少なりとも解消できたと思えます。
青々とした稲の葉が真っ直ぐに延び、風に一斉になびく様は波が打ち寄せるが如く、緑の海ですね・・・この手でここまでやって来れたことの喜びは何とも言えないものです。そして稲穂が伸び上がって来たものを見つけられた時の感動はこの上ないものでした。この後、まだまだ心配事は続きます・・・果たして受粉出来るのだろうか、実を充実させて首を垂れるほどに成長してくれるのだろうか と・・・
小友の休んでいる田圃、昔のように再び緑の海が拡がる日が来ることを願って止みません