住田遠野ウインドファーム  ー 風力発電・現場の見学会に参加して来ました 10月24日 ー

2021/10/26

107号線にある古い看板に土室線とあります、この中の平笹辺りを中心に風力発電の塔が並ぶ予定なのです。
今回、私は反対側の小友地区センターがある道筋から小友峠を経由して車を走らせました、初めて走る道は快適~‼ 
村落の家々と田圃や畑の並ぶ道は親しみを感じました、途中から様相は山岳道路へと様変わりする林道を登ります、それにつれて景色は開けて素晴らしい光景が眼に入って来ます、小友地区でもここまで上がって来ると雲海が見えそうです。
ふと考えましたが、道すがら垣間見る景色だけでは・・・馴染の人々は登らないでしょうねぇ~(笑)もしも、風力発電の施設が立ち並んで公園風に仕上がっていたら、小友町の人々でも・・・❣

遠野と住田とにまたがる様に設置される風力発電は全部で27基です、担当者の方が説明していたことでは~~「電気自動車(EV)だと地球から太陽に5往復出来るくらいの発電量」う~~む 何ともスケールがデカイ(苦笑)兎に角、物凄いらしいことだけは伝わりました、つまり~~光の速度で8分の距離を5往復~ 1億4960万kmの10倍~ 
そして年間の総発電量は219000000kw/年~~~凄いとしか言えない~Σ(・□・;)

林道を上り詰めて最高地点、ここから両側に点々と建設現場が続いて全部で27基造り上げることになります。今日の見学ルートは鍋山に至る約2.5㎞の尾根筋のウォーキングです、上り下りの穏やかなコースです(穏やかと言っても、腰痛持ちの私は~果たして歩って戻れるのだろうか(;^_^A )

風車の高さが114m(ちなみに~釜石大観音(48,5m)の約2個と半分の高さになる~‼)、そして60mのブレード(羽)が3枚回転します・・・凄過ぎるぅ~‼
比較すると、道の駅;風の丘の風車は12.5mの高さなので、いかにデカイか判りますね。そして、それだけのものを支えるのですから、とても強固に造られているのですね~重量は2530トンにもなります、とてつもない重さですね~~~出来上がれば土の中に隠れてしまいますので、凄い物を見学出来ました。

最近の話題で、盛り土が崩れ大きな惨事につながった例がありましたが、此処では多量の水が発生した時のための吸水措置が随所に設置されていて、土が流出しないよう処理されており、丁寧な仕事をしている様子がうかがわれました。

発電設備を設置するところは平らに削り出されていますが、此処にも工夫が凝らされていました、伐採した樹木をチップにして約20㎝ほど敷き詰めています、この措置で土が流出することを防いでいます。

尾根筋の高木が切り払われたため、建設地の周辺は開けて素晴らしい眺望が展開されております。参加した方の御家が見えました、ノンビリ寛ぐ牛たちも見えました、眼下に広がる平笹地区の集落の全貌が見られます。
また、遠くは奥羽山脈が連なっています、岩手山も見えます、何より霊峰;早池峰山の姿が見られることは嬉しいことです。

9時から12時頃までのウォーキングでした、普段の運動不足が祟って何度も立ち止まってしまいましたが、苦しい気分を吹き飛ばしてくれる景色でした。私が言うのも僭越でしょうが、ここは小友町の素晴らしい観光資源となり得ます‼ 遠野市の人々に広く知らせたいと思いました。
建設の今後の目玉が幾つもあります、船から発電設備、ブレードが陸揚げされ陸送されて来ます、また塔を建てる作業、上部に発電設備を設える作業、ブレードの取り付け等々 魅力あるシーンが次々と展開されるそうですから、今後も素晴らしい体験が得られることでしょう~~‼

By 観光交流班 恩田 記

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